私の娘は自然保育のグループである森のようちえんに通っています。
とはいえ私も妻も子どもが自然環境の中で育つのがいいと考えているわけでもなく、身体に入れるものにすごく気を遣ったりしてるわけでもありません。
ただ、幼児期は自然環境の中で遊ぶのが比較的自由に自分のやりたいことを選択できると思ったからです。
あまりスマホやゲームもうまく使えないですからね。
他にもスタッフに惹かれた、私自身は自然環境が好き、など理由はありますが。
ということで、今回は我が娘の様子を見る中で感じる自然環境で育つことの良さについてまとめてみます。
本当は私のやっているデモクラティックスクールにもすぐ行ける自然環境がほしい…!
教育に自然環境を取り入れることを考えておられる方、ぜひ読んでください!
①たくさんの遊び道具で自由に遊べる
森の中には遊び道具が満載です。
どんぐり、葉っぱ、木の枝、松ぼっくり・・・
その一つ一つが見た目も手触りも同じものがありません。
自分の好きなものを使って発想し、自由に遊ぶことができます。
私の娘も松ぼっくりのネックレスや木の枝で作った魔法の杖など、色んなものを持ち帰ってきます。
ただ彼女が一番好きなのはおままごと。
自然の素材が生かされている…のかな?(笑)
②豊かな経験
自然の中で園舎ではできない経験をたくさんしています。
滝の水を頭から浴びたり、取った実でかき氷のシロップをつくったり、川でしじみを取って味噌汁にしたり…
園舎や公園で遊ぶ経験より優れているというわけではないと思っていますが、多くの人と違う経験を積み重ねているのが面白いですよね。
人数や知識の関係で家族ではなかなかできない体験ができていることをありがたく思います。
③仲間と協力
自然環境の中では友だちと支え合うことが必要な場面がたくさん出てきます。
高いところに上るときに手を貸してもらったり、辛い道を歩くのを励まし合ったり、一緒に物を運んだり。
時にはけんかをしてぶつかることもあります。
そうやって自然と人間関係を育む題材になるのが自然環境の良さです。
園舎の中ではそういう場面を仕組んだりする必要が出てきたり、反対に個別化することも可能です。
わが子も日々の写真を見ると、友だちに支えられているのがよく分かるし、「誰誰ちゃんと仲いいんだね~」という枠ではない人間関係を築いている場面も見られます。
④生きた知識
「この草食べれるんやで」「この草毒あるから触ったらあかんで」
というのを日頃から娘は言います。
で、実際に野草をむしゃむしゃ食べる様子を見ると、たくましいのなんの!大人になったらあまり食べないので驚きです。
こうやって自分の生活に生きる知識を身に付けて成長していってると感じます。野性的に(笑)
子どもはどんな環境でも自ら育つとは思うのですが、目に見えて手に触れられるものが題材だと分かりやすい学びになって、特に幼い子にはいいですね!
生きる力を育む
他にも、日光を浴びるとセロトニンが分泌されて、身体にいいですよ!とかあるかもしれませんが、その辺はよく分かりません(笑)
でも生きる力を育てているのは間違いないかと。文科省の言うそれではなく、なんというかサバイバル力?
サバイバル力というのは無人島で生き抜く力という意味ではなく、目の前の状況をなんとかしようとする力という意味です。これまで経験したことをつかって状況を打破しようとする力です。
中学生・高校生になってまで、ずっと自然環境で育つのがいいわけでもないかもしれない。テクノロジーや深い思考に興味を持つこともあるでしょう。
でもその土台を育てる幼児期には、分かりやすい対象が目の前にあって、それを使って遊べる自然環境はおすすめです!
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