【何が違う?】子どもと大人を比べてみました【年齢だけ?】

少し前に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

これによって18歳から社会的に大人と見なされます。

でも、18歳になった瞬間大人になるんでしょうか?

そんなわけないですよね。

もっと言えば私は37歳のオッサンですが、大人なんでしょうか?

会社の社長をやってる小学生は子どもなんでしょうか?

大人とか子どもっていう言葉をよく使うし、デモクラティックスクールでもこの2つの役割は違ったりします。

では、大人と子どもをどのように区分けしたら良いのか考えてみました。

①全体的な経験量の差

一般的に大人・子どもという括りで考えた時、前者の方が年上で後者が年下と考えられます。

そうなると長生きしてる分、大人の方が全体的に経験は多いです。

ただし、特定の分野の経験はそうとも限らないし、生きてる時代も違うし、性格も考え方も違うので、経験の質は異なります。

なので、全体的な経験が多いからと言って、大人の方が経験が豊富というわけではありません。

しかし、全体的な経験量から大人の方が先読みできてしまう部分はあり、子どもに口出ししたり、命令や制止してしまうことがあります。

対話は大事なことですが、子ども自身が決められることは任せていくことで、子どもの人生に沿った判断ができるかもしれません。

②身体的な成長による影響

子どもは身体的な成長がありますが、大人はありません。

このことが精神的にも大きく影響を及ぼすと思いますし、特に脳が発達していきます。

これにより、子どもは考え方がどんどん変わっていくものだと思いますが、大人の方が固定概念が強いです。

この点は大人も子どもから学べることも多いと思います。

③理性か感情か

大人は理性で動き、子どもは感情で動くことが多いです。

ただ、その分子どもは間違いを犯すこともあるので、子どもと大人の対話の必要性が生まれます。

だから何かを学ぶ時、子どもは「やりたいかやりたくないか」で考えますが、大人は「意味があるかないか」で考えます。

早くから子どもに損得勘定の意識を植え付けず、子ども時代にはやりたいことができる環境づくりをして自然と発達していくのが良いかもしれません。

④責任と自由

大人は大きな責任を負います。

例えば医者が手術でミスをしたら失敗しちゃった、では許されませんし、法的にも責任を追及されます。

その分、自分で選択できる幅は広いです。

一方、子どもは責任を負うことが難しいので、お酒やタバコに代表されるように行動に制限がかかることが多いです。

でも失敗した時のリスクが低いのは子どもの方なので、子ども時代に色々チャレンジした方が良いとも言えます。

デモクラティックスクールでは、もちろん社会的な決まりには従わざるを得ないのですが、その範囲内で子どもの責任の範疇を広げることで、自由度を高めようとしています。

それによって自由と責任を学んでいきます。

大人か子どもかどちらを選ぶか

他にもありそうな感じはしますが、今思いつくのはこの4点です。

大人にも子どもにもメリット・デメリットがあります。

年齢があがるにつれて否応なく背負わなければいけない社会的な責任や義務もありますが、どちらの生き方を選ぶかそれぞれの観点で考えていけそうです。

だから少年のような大人もいるし、大人びた子どももいます。

その人が大人なのか子どもなのかは、年齢とともに総合的にどちらの属性が近いかで決まるような気もします。

あなたは大人になりたいですか?子どもでいたいですか?

私は子どものように純粋に好きなことを楽しめる大人でいたいです。

でも、大人になって自分で責任が取れるようになって自由度が上がった結果、やりたいことにチャレンジできるようになったのはとてもありがたいことです。

デモクラティックスクールのスタッフとして、大人の自覚は持ちながら、でも子ども目線で対等に関わっていきたいと思います。

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