【家庭教育】デモクラティックスクール流子どもへの接し方【子育て】

デモクラティックスクールはサドベリースクールとも呼ばれ、アメリカ発祥の教育です。

個人の「自由」とスクールの「自治」が特徴です。

このデモクラティックスクールの考え方を取り入れて、家庭で活かせないかなと思い、本記事を書いています。

おうちでできるモンテッソーリ教育、とか本も出てるので、それを真似してみました!

①大人と子どもは対等である

まず第一の原則として、子どもと大人が対等であるということが挙げられます。

親は子どもが赤ちゃんの頃から知っていますから、そう考えるのが難しいところがありますが、これは重要なことだと思います。

子どもは親と同じルートで生きていくわけではありませんし、生きている時代も違います。性格も違います。

親の方が人生を長く生きているので、色々失敗しないように先回りしたり、命令に近いアドバイスをしたくなります。「早く宿題しなさい!」とかいう言葉はまさにその代表格で、親の価値観で子どもの人生を考えているように思います。

でも子どもは子どもの人生を生きていくので、話し合うことはあっても親の意のままにしようとするのはそぐわないのではないかと思うのです。

なので、子どもの自由を最大限尊重し、子ども自身で決められることは子どもに任せることが大事だと思います。そしてその決断の結果を自分で引き受けることは学びが多いと思います。もちろん、家族みんなで決めなければいけないことまで何でも任せるということではないですが。

反対に、親も一人の人として子どもから尊重されるべきだと思うので、それを侵害するのは嫌だということは伝えることも大事だと思います。

そうすると、叱ることはなくても怒ることはあるかもしれません。

また対等ですから、子どもの権利を大切にして、子どもからの意見にも耳を傾けることも大切です。

子どもの権利についてはまた別記事で書きたいと思います~

②子どもから動き出すのを待つ

子どもがヒマそうにしていると、「どっか行く?」とか「なんかして遊ぶ?」とか声をかけてしまいませんか?

でもヒマな子どもはヒマなままほっておくことは大事だと思います。ヒマしてたらどこか連れてってくれる、困ってたらだれかがやってくれる、そういう受け身な姿勢は育てたくないですよね。

ヒマな時間をたくさん持つことで、子どもの方から「公園行きたい!」とか「一緒に遊びたい!」とか言うことが出てくると思うのです。それから必要に応じてお出かけしたり、必要なものを買いに行ったりして、サポートしていけばよいのかと思います。

こういうことを繰り返していくことで、子どもは自分で動き出さないと何も変わらないことを知り、人任せにすることが少なくなるのではないかと考えます。

特に昨今の子どもたちは習い事をしていることが多くて、ヒマな時間が減っています。習い事も高度にサービス化されて、子どもが楽しめるように仕組まれています。このような社会の発展を喜ばしく思う一方で、子どもたちは「あの先生が楽しくなかった」とか「今日の内容がおもんなかった」とか、自分で何とかしようとするのではなく、他責な考え方を持ちやすくなっているのではないでしょうか。

③とことん話し合う

年齢にもよりますが、特に小さい子だといらんことをいっぱいします。家族に迷惑をかけることも多いです。

それ自体は成長の過程で必要なことだと思いますので、抑え込む必要はないと思います。

けれど、子どもに自分に許された領域を超えていること、親が一人の人として困っていること、を伝えるのは大切だと思います。

苫野一徳先生が言う「自由の相互承認」ですね。

そして、どうすればみんなが気持ちよく過ごせるか話し合っていく。必要ならルールも決める。

デモクラティックスクールではミーティングで話し合って自治することを大切にしているので、そのエッセンスです。

ゲーム・YouTubeなども、個人でやる分には基本的に自由でしょうが、家族が集まる場でやり続けたら他の人がしんどくなる、など、個人とみんなの線引きについて考えられるようにしていきたいですね。

親としてゲームをやり過ぎて中毒などが気になるなら、それも話し合ってみたら良いと思います。

でも反対に、大人の側がみんなの自由に踏み込み過ぎることもあると思います。その時にはきちんと指摘できる子どもになってほしいですし、その意見を真摯に受け止められる大人になりたいですね。

スクールだともっと色々できる

デモクラティックスクールって、何のために行くの?って言われることがあります。カリキュラムがなく、自由に過ごせるなら家と変わらないので、家にいたらいいんじゃない?と言われることも。

けれどスクールでしかできないことも多いです。

例えば、家庭で家計管理や人事権などの「自治」はできない。

家では家族以外の人とコミュニティは作れないし、親が家族を守ることを担っている以上、自分たちに任せられる枠も狭くなる。

卒業の制度も作れないし、やりたいイベントを進めるのも、じっくりサポートするのも難しい。

ですので、家でなく、スクールだからできることも多いです。反面、時間にこだわらず好きなことをやり続けられるなど、家の方ができることもありますけどね。

もしデモクラティックスクールにご興味を持たれた方は、私がスタッフをしているひまわりにもぜひどうぞ!

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