【PBL】プロジェクト型の学びの価値【実体験】

今日は同じ県内のフリースクールが行っている夏祭りに出店してきました!

いやー、おもろかった‼

この個人ブログでも色々と伝えたいことはあるものの、詳しい活動報告はスクールのブログの方で後日行います。

デモクラティックスクールではスタッフから活動の提案は行いませんが、他のスクールからお誘いを受けたときはお誘いがあったことをミーティングで伝え、希望者は参加する形を取ります。

これは活動提案に入らないか結構微妙なところではあると思いますが、あまり頻度がそう多くないことやスクール外からのお誘いであること、依頼を受けての活動機会であることからそのような対応をしております。

そんなこんなで夏祭りの出店というプロジェクトを行ったのですが、学びが多い活動だったなぁと思い、今回はプロジェクト型の学びの良さについてまとめてみたいと思います。

きのくに子どもの村学園やイエナプランなどの影響もあり、プロジェクト型の学びは最近流行りの教育方法でもあると思うので、実体験ベースの話ですがよかったら参考にしてください!

生きた学力をつける

プロジェクト型の学びの中には生きた学力が詰まっています。

例えば今回の夏祭りの出店では、参加者マニュアルを読み、看板の字を書き、お金の計算をする必要がありました。まさに生きた国語力・算数力です。

これらはお店屋さんごっこではなく、実際のお店の経営として必要なのです。

だからこれらをしないと自分たちの不利益になることもあるし、やったとしても成功するとは限りません。

反面、学校の教科学習のように体系的に網羅された学びではありません。それを求めるのであれば、別途いわゆる勉強の時間は必要だと思います。

コミュニケーションを取って改善

プロジェクトを進める上で、他の人とコミュニケーションを取ることは必須です。

今回の私たちの夏祭り出店においても、お客さんやスタッフ同士でコミュニケーションを取ることが必要でした。今何個オーダー入った、あと何個作らなきゃいけない、どんなオプションをご希望か、などなど。

そうやってコミュニケーションを取る中で、見えてくるものもあって、改善とはどのように行うものか理解していました。

看板のもっと見やすい書き方はないか、何を売りにしてどうアピールするか、正の字を使うと売れた数を管理しやすい、といったように自分たちで考えていました。

大人がどうこう言うのではなく、自分たちでそれを発見できるところにプロジェクトの価値があると思いました。

やりたいことから学ぶ

全てのプロジェクトに当てはまるわけではありませんが、多くのプロジェクトは子どもたちがやりたいことを題材にしています。

私たちの今回の夏祭り出店もそうで、強制したり、あらかじめ参加することが決まっていたわけではなく、やりたいという人がいたから始まったプロジェクトです。

参加メンバーも、やりたい人、やってもいいよという人、のみ参加しています。そこに半強制的な雰囲気もありません。その雰囲気を作らないためにも日頃からカリキュラムなしで自由に過ごせる学校にしています。

そんな風にやりたいことを進める中で、上に挙げたようなことを学べます。というか非認知能力なども含めてもっと色んなことを学べるでしょう。

でも、やりたいことを夢中でやったら得られる学びは大きいんだ、ということを知るのが一番の学びだし、今後の生き方にもつながるのではないでしょうか。

心に残る学びを

プロジェクト型の学びでは、決められた学習内容を淡々とこなすのではなく、子どもがやりたいことを追求していきます。

その結果、大人が意図する学びにたどり着かないこともあると思います。

しかし、子どもたちの心に残る学びになるのではないでしょうか。

私は教室で受けた授業で覚えているものはありません。でも、修学旅行や林間学校のことは覚えています。みなさんもそうじゃないですか?

ここに学びのヒントがあると思います。

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